介入によるカテーテル由来の尿路感染症の減少および費用効果 Effect of Intervention on Rates and Cost-effectiveness of Catheter-associated Urinary Tract Infections

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抄録

病院感染症の約40%は尿路感染症であり, そのほとんどがカテーテル由来の尿路感染症であるとされる.東京大学医学部附属病院で2001年度に病棟移転の前後9ヵ月間にわたり施行した全病棟対象包括的サーベイランスでは, 病院感染症に占める尿路感染症の割合は旧病棟期4ヵ月間では31.9%, 新病棟期5ヵ月間で56.5%で, 尿路感染症発生率は1,000 devices days当り旧病棟期14.3, 新病棟期13.5と高値であった.<BR>カテーテル由来の尿路感染症を減らすことを目的として, 尿道カテーテル使用数・尿路感染症発生率ともに高値であった3病棟においてターゲットサーベイランスを施行した. 3ヵ月間の観察期間に現状における問題点を明確にした後, 2ヵ月間の介入, すなわち適応基準を定めなるべくカテーテルを使用しない, 閉鎖性カテーテルセットの使用, 検体採取に際して閉鎖性を維持すること, 2週間以内の定期的カテーテル交換は行わない等の処置の変更を行った後, 同病棟において後期3ヵ月間のサーベイランスを実施した. その結果, 介入により症候性尿路感染症は10分の1に, 無症候性細菌尿は3分の1に減った.

収録刊行物

  • 環境感染

    環境感染 19(3), 378-382, 2004-08-10

    日本環境感染学会

参考文献:  11件中 1-11件 を表示

被引用文献:  2件中 1-2件 を表示

各種コード

  • NII論文ID(NAID)
    10013563523
  • NII書誌ID(NCID)
    AN1019475X
  • 本文言語コード
    JPN
  • 資料種別
    ART
  • ISSN
    09183337
  • NDL 記事登録ID
    7077513
  • NDL 雑誌分類
    ZS9(科学技術--医学--病理学・微生物学・寄生虫学・感染・免疫学・血清学・アレルギー)
  • NDL 請求記号
    Z19-3650
  • データ提供元
    CJP書誌  CJP引用  NDL  J-STAGE 
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