乳幼児喘息患児のテオフィリン投与量と薬物動態について : 特に低用量投与時と適正投与量の検討

この論文にアクセスする

この論文をさがす

著者

抄録

テオフィリン製剤は小児喘息管理に使用される薬剤であるが, 特に乳幼児への投与に際してはその用量・血中濃度には注意を要する. しかし, 10mg/kg/day以下での低用量投与時のテオフィリン薬物動態の検討をした文献は少ない. 今回我々は, 気管支喘息にてテオフィリン製剤を投与されている6歳以下の患児180名につき, 薬物動態解析プログラム TheoPredict IIIを用いてテオフィリンの薬物動態を調べる共に, 投与用量が10mg/kg/day以下の低用量投与群についても検討を加え, 乳児における至適投与用量を算出した.<br>テオフィリンは Micahaelis-Menten 型の体内動態を示す個体があり, 2~6歳群では投与用量10mg/kg/dayを超える例で有意にクリアランスの低下が見られた. また10mg/kg/day以下の低容量投与時にも血中濃度が10μg/mlを超える例が認められ, 2歳未満群にその傾向はあり, 1歳未満群では有意にその比率が上昇していた. 特に1歳未満の乳児にテオフィリン製剤を投与する場合, 初期投与用量を5~7mg/kg/dayより開始し, 血中濃度をモニタリングをしながらの使用が望ましいと考えられる.

収録刊行物

  • 日本小児アレルギー学会誌 = The Japanese journal of pediatric allergy and clinical immunology

    日本小児アレルギー学会誌 = The Japanese journal of pediatric allergy and clinical immunology 18(1), 92-99, 2004-03-01

    日本小児アレルギー学会

参考文献:  12件中 1-12件 を表示

被引用文献:  1件中 1-1件 を表示

各種コード

  • NII論文ID(NAID)
    10013594713
  • NII書誌ID(NCID)
    AN10064415
  • 本文言語コード
    JPN
  • 資料種別
    SHO
  • ISSN
    09142649
  • データ提供元
    CJP書誌  CJP引用  J-STAGE 
ページトップへ