口蓋裂術後構音障害症例の構音訓練における発声発語訓練システムの有効性について

• 山下 夕香里

  昭和大学歯学部第一口腔外科教室

• 鈴木 規子

  昭和大学歯学部第一口腔外科教室

• 今井 智子

  昭和大学歯学部第一口腔外科教室

• 森 紀美江

  昭和大学歯学部第一口腔外科教室

• 高橋 浩二

  昭和大学歯学部第一口腔外科教室

• 道 健一

  昭和大学歯学部第一口腔外科教室

書誌事項

タイトル別名

• The Efficasy of the Speech Training System for the Treatment of Articulation Disorders in Patients with Cleft Palate

抄録

口蓋裂術後構音障害症例の構音訓練における発声発語システム(Speech Training System ,以下STS)の有効性を明らかにするために,口蓋裂術後症例4例についてほぼ同じ手順で訓練を行い,同一基準に基づいて訓練経過を評価した.<BR>方法:STSは多機能型発声発語訓練装置(Multi-Function Speech Training Aid,以下MFSTA)の改良型で,パラメータはMFSTAとほぼ同様であり,訓練方法および訓練経過の評価法は視覚的構音訓練法に従った.<BR>結果;Electropalatography,摩擦性表示,破裂性表示,呼気流表示,声帯振動表示は,摩擦音,破裂音,破擦音の訓練に有用であり,視覚的フィードバックを用いない訓練法と比較して訓練期間が短縮した.以上の結果から,STSは口蓋裂術後症例の構音障害の治療において,有効であることが示唆された.

収録刊行物

• Journal of Japanese Cleft Palate Association

  Journal of Japanese Cleft Palate Association 24 (1), 52-60, 1999

  Japanese Cleft Palate Association

キーワード

• 口蓋裂
• 構音障害
• 発声発語訓練装置
• 視覚的フィードバック

詳細情報

• CRID: 1390001205452947968
• NII論文ID: 130004586437
• NII論文ID: 10013623990
• NII書誌ID: AN00188874
• DOI: 10.11224/cleftpalate1976.24.1_52
• ISSN: 03865185
• Web Site: https://search.jamas.or.jp/link/ui/1999233857
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可