北陸地方で確認された散発性E型急性肝炎の1例  [in Japanese] A domestic case of acute sporadic hepatitis E identified in Hokuriku district  [in Japanese]

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Abstract

従来本邦では, E型肝炎の発生は稀であると考えられてきたが, 近年海外渡航歴のない国内発症例が報告されている. 今回, 北陸では初の報告となるE型急性肝炎の国内感染, 発症例を経験した. 症例は50歳男性. 海外渡航歴, 輸血歴, 動物の飼育歴, 薬剤服用歴及び, 不特定な人との性的接触はなかった. 2002年3月下旬より全身倦怠感, 褐色尿が出現し4月4日当科受診. 血液検査, 画像所見より急性肝炎と診断され入院となった. 対症療法にてトランスアミナーゼは速やかに改善したが, 黄疸は遷延化した. ビリルビン吸着療法計7回の後, 黄疸も改善傾向を示し, 第56病日目に退院となった. 入院時血清よりIgM型抗HEV抗体, HEV-RNA陽性が判明し, 本症例はE型急性肝炎と診断された. HEVは genotype IIIで, その塩基配列は既報のJRA 1株と最も高い一致率 (94.9%) を示した. HEVは日本国内に広く定着していると考えられた.

Journal

  • Kanzo

    Kanzo 45(5), 268-273, 2004-05-25

    The Japan Society of Hepatology

References:  20

Cited by:  5

Codes

  • NII Article ID (NAID)
    10013662576
  • NII NACSIS-CAT ID (NCID)
    AN00047770
  • Text Lang
    JPN
  • Article Type
    Journal Article
  • ISSN
    04514203
  • Data Source
    CJP  CJPref  J-STAGE 
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