メサラジンにより腸炎の急性増悪に類似した副作用を呈した潰瘍性大腸炎の1例

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  • A case of the ulcerative colitis that showed a similar side effect in acute aggravation of colitis by Mesalazine

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抄録

症例は41歳, 男性. 潰瘍性大腸炎 (UC) 再燃の診断でメサラジン初回投与後, 発熱・粘血便が増悪し入院. ベタメタゾン注腸に変更後は速やかに緩解導入されたが, 再投与により再燃した. 内視鏡所見では明確な再燃所見は認めず臨床像と乖離を示した. 薬剤リンパ球刺激試験より症状増悪はメサラジンのアレルギーによる副作用と判明した. UCの治療困難例ではメサラジンの副作用の可能性も考慮させる示唆に富む症例と考え報告する.

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参考文献 (9)*注記

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