虫垂末梢から発生した虫垂粘液嚢腫の1例

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タイトル別名
  • An Atypical Case of Appendiceal Mucocele Arose from the Tip of the Appendix

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抄録

症例は53歳, 男性。主訴は右下腹部痛。末梢血, 生化学的検査に異常を認めず, Blumberg徴候も陰性であった。超音波検査, CT検査にて上行結腸背側に存在する径7×2.5cm大の嚢胞性腫瘤が認められた。注腸X線検査では虫垂が造影された。以上より後腹膜原発の嚢胞性腫瘍を疑い手術を施行した。開腹所見では虫垂が結腸背側にまわりこみ, その末梢が棍棒状に腫大していた。病理組織検査により虫垂末梢のみが腫大した虫垂粘液嚢腫と診断された。

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参考文献 (13)*注記

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