人工心肺初期充填量136mlを可能とするシステムの開発 : 低充填化への更なる飛躍

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抄録

【要旨】開心術における小児無輸血体外循環の適応体重低下を試みる際,体外循環の充填量は大きな問題となる。今回,当施設において体外循環回路組み込みの特殊ビニールシート(衛生シート)を考案し,トノクラ医科工業社のポンプと操作部が分離可能なCompoIIIを使用することで,術野側の清潔を保ちつつ,体外循環装置の器械部分も含め,全体を術野の清潔領域まで近づけることを可能にした。これにより体重6.5kg以下の充填量は171mlとなった。また,低体重時には動脈フィルタを使用しないことで充填量は136mlとなった。体重別にみても,本システムを使用した体重6~9kgでは充填量190mlとなり,体重8.5~16kgでは充填量は223mlとなった。これにより体外循環による血液希釈を最小限に抑え,小児無輸血体外循環の適応は拡大した。

収録刊行物

  • 体外循環技術 = The journal of extra-corporeal technology

    体外循環技術 = The journal of extra-corporeal technology 28(4), 26-28, 2001-12-01

    一般社団法人 日本体外循環技術医学会

被引用文献:  7件中 1-7件 を表示

各種コード

  • NII論文ID(NAID)
    10013925837
  • NII書誌ID(NCID)
    AN1020635X
  • 本文言語コード
    JPN
  • 資料種別
    SHO
  • ISSN
    09122664
  • データ提供元
    CJP書誌  CJP引用  J-STAGE 
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