Fisher 症候群患者に心筋炎を合併しPCPSを施行し救命し得た1例

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抄録

【要旨】今回我々は,Fisher症候群に心筋炎を合併した症例に,PCPSを施行し救命し得た。免疫吸着療法を連日3日間施行,吸着施行後に発熱あり,解熱剤を使用した。呼吸窮迫,意識レベル低下・脈拍170回/min,血圧触診80mmHg,SpO281%にて人工呼吸器開始。ICUにて一時徐脈あったが改善。心臓カテーテル検査室にてPCPS,IABP挿入。冠動脈には明らかな狭窄なし。左室造影で左室壁運動の全周性の低下がありEFは17%であった。PCPSはキャビオックスEBSキットを使用し,ACTは200~250秒に保ち,バクスター社製VigilanceにてCCO,SvO2,Datex社製オスカーにてEtCO2の経時観察を行った。PCPS開始後,依然代謝性アシドーシスが強く,透析を4時間単回行い,PCPSの補助流量で2.5~3.0L/minで維持した。ICU入室4日目から自己心拍は上昇し,UCG上にて左室壁運動の改善が見られ,徐々にウイニングし,合計101時間6分でICU入室5日目に離脱した。

収録刊行物

  • 体外循環技術 = The journal of extra-corporeal technology

    体外循環技術 = The journal of extra-corporeal technology 29(2), 163-165, 2002-06-01

    一般社団法人 日本体外循環技術医学会

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