右房内大量血栓症におけるPCPS施行法の検討

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抄録

【要旨】経皮的心肺補助法(PCPS)は,各種の循環補助あるいは呼吸補助として多くの施設で用いられている。今回我々は,右房内の大量血栓症の患者に対し,PCPS下に血栓溶解療法を施行し,血栓を完全に消失せしめ救命し得た。右房内の大量の血栓溶解療法を施行するにあたり,溶解療法により血栓が微小となり肺動脈に飛散流入し,肺塞栓の再発が懸念された。本法では,その対策として,PCPS開始前にPCPS静脈カニューレより,開心術用ローラーポンプにて血栓の吸引を試みた。また,PCPS施行時に回路内への血栓混入も危惧されたため,脱血側回路に閉鎖式リザーバーを組み込むことにより血栓の混入を防止した。これらの対策を施行し,血栓溶解療法を安全に遂行することができた。

収録刊行物

  • 体外循環技術 = The journal of extra-corporeal technology

    体外循環技術 = The journal of extra-corporeal technology 29(2), 175-176, 2002-06-01

    The Japanese Society of Extra-Corporeal Technology in Medicine

参考文献:  2件中 1-2件 を表示

  • <no title>

    松田暉監

    経皮的心肺補助法, 1998

    被引用文献2件

  • <no title>

    福武勝博

    血液凝固, 1980

    被引用文献1件

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