当院における心筋保護液の比較検討 : ミオテクターの使用経験

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著者

    • 佐藤 尚
    • 聖マリアンナ医科大学附属病院 クリニカルエンジニア部
    • 星 利也
    • 聖マリアンナ医科大学附属病院 クリニカルエンジニア部
    • 池下 正敏
    • 聖マリアンナ医科大学附属病院心臓血管外科

抄録

【要旨】今回我々は,待機的開心術にて大動脈遮断時間が1時間以上2時間未満の症例より心筋保護液として院内調剤のSt.Thomas第2液(S群,21例),ミオテクター(M群,10例),ミオテクターにてCold blood cardioplegia(CBCP)(B群,6例)を使用して順行性に心筋保護液を注入し,Terminal warm blood cardioplegia(TWBCP)を行った症例を対象とし手術前,人工心肺前,人工心肺開始1時間後,人工心肺離脱1時間後,帰室時,帰室6時間後の血算,LDH,CPK,CPK-MBと大動脈遮断解除より人工心肺離脱までの時間,人工心肺離脱時のカテコラミン使用量,心拍再開状況を比較した。S群とM群の2群間では,すべての項目にて有意差はなかった。LDHは,B群がS群に対し人工心肺中より帰室時まで有意に低値を示し,また人工心肺離脱時のDOA使用量も有意に低値を示した。CPK-MBは,B群で人工心肺離脱1時間後が最高値となり,S群とM群より早いピークアウトを示した。以上の結果よりミオテクターにてCBCPとTWBCPを行うことでcrystalloid cardioplegiaより心筋保護効果が良好であると考えられた。

収録刊行物

  • 体外循環技術 = The journal of extra-corporeal technology

    体外循環技術 = The journal of extra-corporeal technology 29(4), 390-392, 2002-12-01

    一般社団法人 日本体外循環技術医学会

参考文献:  3件中 1-3件 を表示

被引用文献:  2件中 1-2件 を表示

各種コード

  • NII論文ID(NAID)
    10013926241
  • NII書誌ID(NCID)
    AN1020635X
  • 本文言語コード
    JPN
  • 資料種別
    ART
  • ISSN
    09122664
  • データ提供元
    CJP書誌  CJP引用  J-STAGE 
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