心臓手術後の両心房ペーシングの管理について

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抄録

【要旨】近年,ペースメーカは単に徐脈の治療に使用するだけではなく,血行動態の改善を目的とした両心室など使用法は多様化してきている。当センターでは,心臓手術後の心房細動を予防する目的で両心房ペーシングを行っている。手術室では右心房ペーシングを行っており集中治療室に入室後,体外式DDDペースメーカを使用して両心房ペーシングを行う。左右の心房のセンシング閾値,ペーシング閾値を測定し,医師の指示で両心房ペーシングを開始する。ME管理室ではペースメーカの装着やトラブル対応を行った。最も多いトラブルは左心房ペーシングによる横隔膜刺激であったが対処法を看護師に報告しておくことで迅速に対応できた。その他,センシング・ペーシング不全,ペースメーカの取り扱い,心電図の読み間違えなどのトラブルがあった。両心房ペーシングは,通常の右心房ペーシングの心電図と異なるため,ペースメーカの動作と心電図の関係を理解しておく必要がある。ペースメーカの取り扱いのトラブルもあるため,看護師に取り扱いの説明など行う必要があると考えられた。

収録刊行物

  • 体外循環技術 = The journal of extra-corporeal technology

    体外循環技術 = The journal of extra-corporeal technology 30(1), 51-53, 2003-03-01

    一般社団法人 日本体外循環技術医学会

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