胸腹部大動脈瘤手術2症例からの人工心肺回路の工夫

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抄録

胸腹部大動脈瘤の体外循環は,灌流方法によっては操作が複雑となる。そこで今回,安全に操作が行える人工心肺回路の工夫を行った。〔症例1〕54歳女性,解離腔閉鎖術とBentall術後,胸腹部大動脈瘤症例である。Medtronic社製PCPS回路を用い直腸温34℃ の心拍動下FAFVbypassにて補助循環を確立。胸腹部の動脈分枝灌流には,遠心ポンプ送血による回路内圧に依存した灌流を行った。自己心による上半身の灌流状態を把握するため,Edwards社製CCO/SVO2 SWAN-GANZカテーテルを使用した。〔症例2〕63歳男性,下行大動脈瘤解離+腹部大動脈瘤で,Open proxymal anastomosis法を行うため直腸温15℃ の循環停止を用いた。灌流法はFVより遠心ポンプ脱血,大動脈弓部より順行性送血を行った。胸腹部の動脈分枝灌流を行えるように,トノクラ社製心筋保護液注入ポンプCP-3000を使用。このポンプは圧力上限を越えると,自動停止するため安全である。このような工夫をすることで,安全な体外循環が行えた

収録刊行物

  • 体外循環技術 = The journal of extra-corporeal technology

    体外循環技術 = The journal of extra-corporeal technology 30(4), 344-347, 2003-12-01

    一般社団法人 日本体外循環技術医学会

参考文献:  3件中 1-3件 を表示

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