書誌事項
- タイトル別名
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- A Case of Triple Cancer Involving Well Differentiated Hepatocellular Carcinoma (70mm in Diameter), Synchronous Gastric Cancer and Metachronous Colon Cancer
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抄録
症例は80歳, 男性。早期胃癌を認め, 本人希望にてレーザー治療を施行。その際に腫瘍径50mmの肝腫瘍の指摘をうけるも, 本人が精査加療を望まず経過観察となった。その2年後, 上行結腸癌の腸閉塞前状態で再入院となったが, 肝腫瘍は径70mmに増大しており, 画像検査等より肝細胞癌と診断した。肝細胞癌に対しては外側区域切除, 上行結腸癌に対しては右半結腸切除を施行, 胃癌に対しては本人希望もありレーザー療法を施行した。肝細胞癌は病理学的検討より高分化型肝細胞癌と診断された。現在, 術後約4年間経過するが, 無再発生存の良好な結果を得ている。今回, 2年の期間をあけて画像検査の比較が可能であった腫瘍径70mmの高分化型肝細胞癌に, 同時性胃癌, 異時性大腸癌を重複した極めて稀な3重複癌の1切除症例を経験したので報告する。
収録刊行物
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- 日本外科系連合学会誌
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日本外科系連合学会誌 29 (6), 1064-1069, 2004
日本外科系連合学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679325881600
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- NII論文ID
- 10014070390
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- NII書誌ID
- AN00002502
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- ISSN
- 18829112
- 03857883
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可