急性壊死性胆嚢炎および肝梗塞に引き続き発症した急性上腸間膜動脈閉塞症の1例

• 舩木 康二郎

• 西村 元一

• 三輪 晃一

  金沢大学医学部附属病院消化器外科

• 鯵坂 秀之

  金沢大学医学部附属病院集中治療部

• 松井 修

  金沢大学医学部附属病院放射線科

• 石田 哲也

  公立加賀中央病院外科

書誌事項

タイトル別名

• A case of acute occlusion of the superior mesenteric artery after acute cholecystitis and liver infarction

抄録

症例は66歳女性. 急性無石性胆嚢炎にて近医で加療を受けるも軽快せず. 腹部造影CTにて肝S3・S8の梗塞を認め当科紹介となり, 腹部血管造影にて多発動脈血栓症が疑われ, 肝不全にて翌日死亡した. 剖検にて肝S3・S8梗塞, 腸管壊死を認め, 腹腔動脈分岐部には狭窄があり, 上腸間膜動脈には血栓による閉塞が認められた. また固有肝動脈は上腸間膜動脈より分岐していた. なお血液検査で抗リン脂質抗体症候群が存在した.

収録刊行物

• 日本消化器病学会雑誌

  日本消化器病学会雑誌 101 (10), 1102-1105, 2004

  一般財団法人 日本消化器病学会

キーワード

• 急性上腸間膜動脈閉塞症
• 肝梗塞
• 抗リン脂質抗体症候群

詳細情報

• CRID: 1390282681377547904
• NII論文ID: 10014247131
• NII書誌ID: AN00192124
• DOI: 10.11405/nisshoshi.101.1102
• ISSN: 13497693
• ISSN: 04466586
• PubMed: 15529783
• Web Site: https://search.jamas.or.jp/link/ui/2005039925
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • PubMed
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可