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抄録
反復性扁桃炎に対する手術適応のガイドライン (案) を以下の5つに要点をまとめた.(1) 反復性扁桃炎の定義として急性扁桃炎の年間罹患回数が4回/年以上 (免疫学的なエビデンス (科学的根拠) から) であること.(2) 扁桃摘出術の効果として, 扁桃炎症状の改善, 医療経済学的にも高い有効性が認められた.(3) 扁桃炎インデックス (扁桃炎指数, Tonsillitis Index: TI) =年間罹患回数×罹患年数≧8の場合, 自然寛解は望めない.(4) 小児, 成人とも2年間で8回以上の扁桃炎罹患を扁摘の適応 (自然寛解, 損益分岐点分析から) とする (5) 手術の危険性も考慮に入れて, 慎重に判断すべきである.<BR>掌蹠膿疱症の扁桃摘出術の適応基準 (案) は必須項目として,(1) 膿疱症の確定診断: 皮膚科医の診断を受けたものとする.(2) 掌蹠膿疱症の重症度が中等症以上の2項目を満たすこととする.従来, 病巣診断法として行われていた.(3) 病歴: 扁桃炎または急性上気道炎時に皮疹の発症または増悪を認める.(4) 扁桃の局所所見: 埋没型で陰窩内に膿栓貯留が認められる.(5) 扁桃誘発試験: 陽性.(6) 扁桃打消し試験: 皮疹の改善は参考項目とする.
収録刊行物
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- 口腔・咽頭科
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口腔・咽頭科 17 (2), 205-210, 2005
日本口腔・咽頭科学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679403585920
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- NII論文ID
- 10015448260
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- NII書誌ID
- AN10235405
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- ISSN
- 18844316
- 09175105
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可