書誌事項
- タイトル別名
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- Bath-PUVA Therapy for Psoriasis: The Development of Optimal Radiation Protocol in Japan
- カンセン ニ タイスル PUVA bath リョウホウ ホンポウ ニ オケル シテキ ショウシャ ホウホウ ノ カクリツ
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抄録
今回我々は,本邦での乾癬に対するPUVA-bath療法を確立するために,本邦および英国ガイドラインを参考に,照射プロトコールの最適化を試みた.のべ100例(83人)の難治性乾癬患者を対象とし,後ろ向き観察研究(retrospective observational study)として解析を行った.照射方法は増量幅,照射頻度を変更した3つのプロトコールを用いた.いずれのプロトコールでも初期照射量は0.2 J/cm2,最大照射量4.0 J/cm2とした.プロトコール1は,増量幅0.3 J/cm2に固定し週4回照射.プロトコール2・3は増量幅を0.3~0.7 J/cm2と徐々に上げ,プロトコール2では週4回,プロトコール3では週5回照射した.いずれのプロトコールでも,寛解率は約90%で,関連性の明らかな重篤な副作用はなかった.寛解期間はプロトコール1・2で4.0~6.6カ月だった.寛解に至るまでの在院日数はプロトコール3が他に比べて有意に短く36.5日であった.プロトコール3の照射回数も20回で最少であり,その差はプロトコール1と比べて有意であった.また有意差はないものの総照射量も56.4 J/cm2で最少であった.併用されているビタミンD3外用薬の効果を比較したところ,カルシポトリオール軟膏とマキサカルシトール軟膏は寛解率,在院日数,照射回数などにおいて同等の結果を示した.プロトコール3を導入することによって,本邦において安全性が高く,効果の高い標準的なPUVA-bath療法を行うことが可能になると考えられる.
収録刊行物
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- 日本皮膚科学会雑誌
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日本皮膚科学会雑誌 115 (6), 871-877, 2005
公益社団法人 日本皮膚科学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680716536832
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- NII論文ID
- 130004708371
- 10016636478
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- NII書誌ID
- AN00196602
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- ISSN
- 13468146
- 0021499X
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- NDL書誌ID
- 7382827
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可