ガラスファイバーポストによる支台築造用コンポジットレジンの補強効果

• 原島 厚

  明海大学歯学部機能保存回復学講座歯科生体材料学分野

• 山崎 淳史

  明海大学歯学部機能保存回復学講座歯科生体材料学分野

• 本多 宗曉

  明海大学歯学部機能保存回復学講座歯科生体材料学分野

• 長沢 悠子

  明海大学歯学部機能保存回復学講座歯科生体材料学分野

• 尾松 純

  明海大学歯学部機能保存回復学講座歯科生体材料学分野

• 長谷川 義朗

  明海大学歯学部機能保存回復学講座歯科生体材料学分野

• 倉持 健一

  明海大学歯学部機能保存回復学講座歯科生体材料学分野

• 山賀 谷一郎

  明海大学歯学部機能保存回復学講座歯科生体材料学分野

• 日比野 靖

  明海大学歯学部機能保存回復学講座歯科生体材料学分野

• 中嶌 裕

  明海大学歯学部機能保存回復学講座歯科生体材料学分野

書誌事項

タイトル別名

• Reinforcement of Resin Composites for Core Build-up by Glass Fiber Post

抄録

本研究の目的は, ガラスファイバーポストの配置と直径が, ガラスファイバーポストと支台築造用コンポジットレジンとの複合体の強さに及ぼす影響を明らかにすることである.実験には重合方式の異なる3種類の支台築造用コンポジットレジン, 3種類の直径の異なる2種類のガラスファイバーポストを使用した.ガラスファイバーポストを上部(圧縮側)および下部(引張側)に配置し, 支台築造用コンポジットレジンを積層した複合体を実験材料とし, 3点曲げ強さを求めた.さらに, ヒト抜去小臼歯を用いて根管治療後, ガラスファイバーポストと支台築造用コンポジットレジンによる支台築造体の破断荷重も求めた.3点曲げにおいてガラスファイバーポスト下部配置では, 上部配置と比較して有意に大きな曲げ強さを示した(p<0.05).ガラスファイバーポスト直径の影響は, 直径が大きくなると曲げ強さ, 抜去歯を用いた破断荷重の両者とも大きくなる傾向を示した.

収録刊行物

• 歯科材料・器械

  歯科材料・器械 24 (6), 459-465, 2005

  一般社団法人 日本歯科理工学会

キーワード

• 支台築造
• コンポジットレジン
• 機械的性質
• ファイバーポスト

詳細情報

• CRID: 1390001204210557696
• NII論文ID: 110002989897
• NII書誌ID: AN00127279
• DOI: 10.18939/jjdm.24.6_459
• ISSN: 21884188
• ISSN: 02865858
• Web Site: https://search.jamas.or.jp/link/ui/2006021493
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可