書誌事項
- タイトル別名
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- Role of Subfascial Endoscopic Perforator Vein Surgery (SEPS) in Patients with Stasis Dermatitis and Ulceration: Long-term Clinical Outcome
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抄録
<p>静脈性潰瘍に対する内視鏡下筋膜下穿通枝切離術(以下SEPS)の有用性に関する臨床報告はあるが,いまだ本術式の評価は定まっていない.静脈1生潰瘍はいつたん改善が得られても,外来通院に移行すると皮膚病変が再燃することがあるため,初期手術成績のみではなく,社会復帰後の潰瘍治癒率も検討した.SEPS手術を行つた446肢中術後1年以上経過したC6症例35肢において,術直後の手術成績は治癒32肢,非治癒3肢であり治癒率は91.4%であつた.その後3肢で潰瘍再発し,1肢で追加手術により潰瘍治癒が得られ,平均観察期間2年9カ月後は治癒30肢,非治癒5肢であり治癒率85.7%(30/35)であつた.少なくとも術前検査で不全穿通枝を伴う静脈性潰瘍においてSEPSは有用な治療法であると思われるが,今後prospective studyによる検討が待たれる.</p>
収録刊行物
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- 静脈学
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静脈学 16 (5), 331-337, 2005
日本静脈学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390855345480528640
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- NII論文ID
- 10016859571
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- NII書誌ID
- AN10186004
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- ISSN
- 21865523
- 09157395
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可