新しい紫外線療法

Bibliographic Information

Other Title
  • アタラシイ シガイセン リョウホウ

Search this article

Abstract

Narrow-band UVB(NB-UVB)やUVA1(340~400 nm)などの新たな選択的な波長特性を持つ紫外線療法が登場した.波長ごとの特性を生かし,安全性と有効性を高めるために開発が行われた.NB-UVBは,311~312 nmに分布する非常に幅の狭い波長で,乾癬,アトピー性皮膚炎,白斑などに有効性が認められている.また,ソラレンを用いないため,遮光などの生活の制限もなく,胃腸・肝障害などの全身の副作用もない.さらに照射プロトコールも比較的容易なものである.もう一つの選択的紫外線療法であるUVA1は,UVAのうち長波長側340~400 nmを用いる.現在までにアトピー性皮膚炎,色素性蕁麻疹,限局性強皮症,全身性強皮症,皮膚T細胞リンパ腫などに有効性が認められている.

Journal

Citations (2)*help

See more

References(35)*help

See more

Related Projects

See more

Details 詳細情報について

Report a problem

Back to top