骨髄非破壊的移植後,多発性筋炎を併発した慢性GVHD症例

  • 中前 博久
    大阪市立大学大学院医学研究科 血液病態診断学
  • 氷室 公秀
    大阪市立大学大学院医学研究科 老年内科学
  • 萩原 潔通
    大阪市立大学大学院医学研究科 血液病態診断学
  • 寺田 芳樹
    大阪市立大学大学院医学研究科 血液病態診断学
  • 坂本 恵利奈
    大阪市立大学大学院医学研究科 血液病態診断学
  • 武岡 康信
    大阪市立大学大学院医学研究科 血液病態診断学
  • 中根 孝彦
    大阪市立大学大学院医学研究科 血液病態診断学
  • 中前 美佳
    大阪市立大学大学院医学研究科 血液病態診断学
  • 太田 健介
    大阪市立大学大学院医学研究科 血液病態診断学
  • 山根 孝久
    大阪市立大学大学院医学研究科 血液病態診断学
  • 嶋田 裕之
    大阪市立大学大学院医学研究科 老年内科学
  • 三木 隆己
    大阪市立大学大学院医学研究科 老年内科学
  • 日野 雅之
    大阪市立大学大学院医学研究科 血液病態診断学

書誌事項

タイトル別名
  • Chronic GVHD with polymyositis after non-myeloablative stem cell transplantation
  • 症例 骨髄非破壊的移植後,多発性筋炎を併発した慢性GVHD症例
  • ショウレイ コツズイ ヒハカイテキ イショク ゴ タハツセイ キンエン オ ヘイハツ シタ マンセイ GVHD ショウレイ

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抄録

症例は57才男性。マントル細胞リンパ腫に対して,平成11年8月,自家末梢血幹細胞移植施行。平成13年11月より貧血,血小板減少出現し,精査にて2次性MDSからのAML with multilineage dysplasiaと診断。平成14年3月7日にfludarabine 30mg/m2, 6days, busulfan 4mg/kg, 2daysによる前処置にて,HLA DRB1, 1座不一致実弟より同種末梢血幹細胞移植施行。Day104に好酸球増多,涙液減少,肝機能障害出現。慢性GVHDと診断し,プレドニゾロン10mg/day投与にて改善していたが,平成15年1月14日に発熱,四肢,腰部に筋肉痛出現。血清CPK, アルドラーゼの上昇認め,筋生検にて多発性筋炎と診断。プレドニゾロンを50mg/dayより開始し,徐々に減量したところ著明に改善。現在,プレドニゾロン5mg/dayを維持量とし再燃なく経過している。

収録刊行物

  • 臨床血液

    臨床血液 46 (11), 1213-1217, 2005

    一般社団法人 日本血液学会

被引用文献 (1)*注記

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参考文献 (15)*注記

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