2型糖尿病患者に対する健康行動支援プログラム後の継続サポートの適用と効果

書誌事項

タイトル別名
  • Usefulness of Mediated Support Program Following Face-to-face Behavioral Interventions in Japanese Patients with Diabetes Mellitus
  • コメディカルコーナー・原著 2型糖尿病患者に対する健康行動支援プログラム実施後の継続サポートの適用と効果
  • コメディカルコーナー ゲンチョ 2ガタ トウニョウビョウ カンジャ ニ タイスル ケンコウ コウドウ シエン プログラム ジッシ ゴ ノ ケイゾク サポート ノ テキヨウ ト コウカ

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抄録

対面指導1回と6カ月間のセルフモニタリングからなる健康行動支援プログラムを非薬物療法下の糖尿病者に実施し, 耐糖能の改善や減量等の効果を先に報告したが, その1年後の継続率は45%であった. 今回, 健康行動支援プログラムの非継続者21名 (58.0歳, BMI24.6) に, 通信サポートを加えた場合の効果を検証した. 介入は対面で検査結果を説明し具体的な行動目標を設定させ, その実践状況, 歩数等を毎日記録させ, 継続サポートは2週後の電話と1カ月ごとの手紙で行った. 今回全員がプログラムを終了し継続率は良好で, コンプライアンス指標のセルフモニタリングシート返送率も改善した. また, 身体活動量, 体脂肪率, 臍部周囲径, 脂質代謝や動脈硬化危険因子数がそれぞれ有意に改善した. 以上より, 通信による継続サポートは健康行動支援プログラムの効果を強化しうる可能性があり, 非継続者に対し有効な介入要素であると考えられた.

収録刊行物

  • 糖尿病

    糖尿病 48 (10), 751-756, 2005

    一般社団法人 日本糖尿病学会

参考文献 (16)*注記

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