常染色体優性多発性嚢胞腎(ADPKD)に合併した胆管細胞癌の1剖検例

  • 松岡 美佳
    東京慈恵会医科大学附属青戸病院消化器・肝臓内科
  • 小室 朋子
    東京慈恵会医科大学附属青戸病院消化器・肝臓内科
  • 山尾 瑞奈
    東京慈恵会医科大学附属青戸病院消化器・肝臓内科
  • 北原 拓也
    東京慈恵会医科大学附属青戸病院消化器・肝臓内科
  • 安部 宏
    東京慈恵会医科大学附属青戸病院消化器・肝臓内科
  • 会澤 亮一
    東京慈恵会医科大学附属青戸病院消化器・肝臓内科
  • 宮川 佳也
    東京慈恵会医科大学附属青戸病院消化器・肝臓内科
  • 相澤 良夫
    東京慈恵会医科大学附属青戸病院消化器・肝臓内科
  • 酒田 昭彦
    東京慈恵会医科大学附属青戸病院病院病理部

書誌事項

タイトル別名
  • A case of Cholangiocellular carcinoma associated with autosomal dominant polycystic kidney disease

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抄録

症例は57歳女性.常染色体優性多発性嚢胞腎(ADPKD)による慢性腎不全の経過中に,胆道系酵素が漸増し黄疸が出現した.血清CA19-9は著しく上昇しており,画像検査で多発性肝嚢胞と肝門部での胆管閉塞を認めたが,腫瘍性病変は明らかでなかった.剖検の結果,ADPKDに合併した胆管細胞癌による閉塞性黄疸と診断した.ADPKDと胆管細胞癌の合併は本邦ではまれであり興味深い症例と考えられた.<br>

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参考文献 (13)*注記

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