潜在的大学院生としての看護職者の看護学・保健学系大学院に対するニーズ:Delphi techniqueを用いた全国調査

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タイトル別名
  • The Potential Needs for Higher Education in Nursing among Clinical Nurses in Japan : A Delphi Technique Survey
  • 潜在的大学院生としての看護識者の看護学・保健学系大学院に対するニーズ:Delphi techniqueを用いた全国調査
  • センザイテキ ダイガクインセイ ト シテ ノ カンゴ シキシャ ノ カンゴガク ホケンガクケイ ダイガクイン ニ タイスル ニーズ Delphi technique オ モチイタ ゼンコク チョウサ

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抄録

実務についている看護職者がもっている看護学・保健学系大学院へのニーズの実態をコンセンサスとして明らかにするために, 全国の一般病院に勤務する看護職者185名をパネリストとして4ラウンドのDelphi technique (郵送法)を実施した。<br>  第1ラウンドの回答から抽出した87項目のうち最終的に50.1% 以上の同意率を示したのは24項目であった(回答率:62.1%)。進学したい理由としてパネリスト間で高い同意率が示されたのは, 専門性の充実(97.3%),知識・経験・意義・自分自身の再構築(97.3%),資格とキャリアアップ(89.4%)であるが, 進学希望と計画の有無については, 大学院に対する興味と意欲はあるが, 再就職の困難/育児/経済的理由/立場/臨床で働きたい等の理由のために具体的な計画にまで至っていないに82.3%の同意率が示されている。<br>  これらの結果は実務についている看護職者がもっている大学院へのニーズが満たされるように職場と大学双方で環境整備が必要であることを示唆している。

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参考文献 (26)*注記

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