微粒子透過モデルに基づくふるい分け速度の推算

書誌事項

タイトル別名
  • Estimation of Sieving Rate Based on Particle Percolation Model
  • ビリュウシ トウカ モデル ニ モトヅク フルイ ワケ ソクド ノ スイサン

この論文をさがす

抄録

ふるい分け過程における微粒子の透過モデルに基づき,ふるい分け速度の推算を試みた.この微粒子透過モデルは,(1)振動粗粒子群,(2)粒子群とふるい網面の境界,(3)ふるい網目に対する三つの確率モデルからなる.まず,振動粗粒子群を単純立方格子と仮定し,粒子群における微粒子通過確率を空隙率の関数として表現した.空隙率の変動機構はシミュレーションより,また微粒子濃度の影響は実験より明らかにした.つづいて粗粒子の網面における挙動を解析し,粒子群と網面の境界における通過確率を求めた.さらに,網目における微粒子の通過確率をより正確に得るため,振動条件の影響を考慮に入れた.これら三つの確率モデルからなる推算式により,微粒子の質量割合が10%以下の操作条件において,ふるい分け速度の予測が可能となった.

収録刊行物

被引用文献 (2)*注記

もっと見る

参考文献 (21)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ