ベンゾイルアセトン/ポリエチレングリコールを用いゾル-ゲル法で作製したTiO<SUB>2</SUB>ナノ結晶電極の特性と色素増感型太陽電池への応用

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タイトル別名
  • Preparation of TiO<SUB>2</SUB> Nanocrystalline Electrodes Using Benzoylacetone/Polyethylene Glycol by the Sol-Gel Method and Application to Dye Sensitized Solar Cells
  • Preparation of TiO2 Nanocrystalline Electrodes Using Benzoylacetone/Polyethylene Glycol by the Sol-Gel Method and Application to Dye Sensitized Solar Cells

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抄録

出発原料にチタンテトラブトキシド, 溶媒にメタノールとエタノール, そして, 加水分解制御剤としてベンゾイルアセトン (BzAcH) とポリエチレングリコール (PEG) を用いてTiO2ナノ結晶電極を作製した。TiO2電極の表面構造, 作製条件, そして, その電極を用いて作製した色素増感型太陽電池の光電特性との相関について検討を行った。その結果, BzAcHとPEGの両方を添加し, エタノールの比率が大きい溶媒を用いることにより, 表面粗さが大きく, 分散の小さいナノ結晶 (約8 nm) からなるTiO2電極を作製することができた。このTiO2電極は, PEG無添加系, あるいは, PEG添加メタノール系で作製したTiO2電極よりも吸着色素量が多いことがわかった。また, この電極を用いて作製した色素増感型太陽電池の性能は, ほかの系に比べて大きく向上することを見いだした。

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