炎症性腸疾患―病態に基づく新しい治療法の展望  制御性T細胞を応用した新しい細胞治療の展望

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タイトル別名
  • New Concept of Cell Therapy using Regulatory T Cells for the Treatment of Inflammatory Bowel Disease

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抄録

炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎とクローン病)は,いまだ原因は不明で,近年,罹患数の増加傾向が問題となっている.原因として,免疫学的異常,遺伝学的異常,環境因子などがあげられるが,複数の原因が複雑に絡み合いながら病態を形成しているものと想定されている.こうした中,炎症性腸疾患の自己免疫機序として,制御性T細胞(Regulatory T細胞)の存在が近年注目を集めている.本稿では,炎症性腸疾患を制御性T細胞の観点から解説し,それを応用した新規治療法について概説する.<br>

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