針状らせんフィン付き垂直流下液膜式吸収器におけるフィン形状因子の熱物質移動特性に及ぼす影響

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タイトル別名
  • Influence of Fin Parameter and Winding Pattern on Heat and Mass Transfer Characteristics of a Vertical Absorber with Spirally Wound Fir-Finned Tube
  • シンジョウ ラセン フィン ツキ スイチョク リュウカ エキマクシキ キュウシュウキ ニ オケル フィン ケイジョウ インシ ノ ネツ ブッシツ イドウ トクセイ ニ オヨボス エイキョウ

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抄録

針状フィンの巻き方や形状寸法が液膜表面の吸収特性や管壁-液膜間の熱伝達特性に及ぼす影響を実験的に明らかにした.針状フィンの巻き方に関しては,ダブル巻きがシングル巻きより優れていること,シングル巻きではフィン高さの高い方が優れていることやフィンピッチの最適値が存在することを明らかにした.また,巻き方は吸収速度よりも管外壁面近傍の伝熱速度に大きい影響を及ぼす.<br>実用上の観点から管質量を基準に吸収伝熱管の性能比較を行った.管単位質量あたりの吸収速度や伝熱速度に対して,シングル巻き,フィン高さ8 mm,フィンピッチ8.6 mmもしくは10.6 mmの特性が優れていることがわかった.針状らせんフィン付き管の昇温幅は管質量が大きいほど大きく,ダブル巻きが26.4 K,シングル巻きが23–25 Kでありダブル巻きが大きい.

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