サーマルプローブ法による地下水流速と温度応答の関係に関する考察

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タイトル別名
  • An Investigation on Relation between Ground Water Advection and Thermal Response by the Thermal Prove Method
  • サーマルプローブホウ ニ ヨル チカ スイリュウソク ト オンド オウトウ ノ カンケイ ニ カンスル コウサツ

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抄録

地下水流れを有する場合の地中の温度応答について検討するために行ったサーマルプローブ法による砂層内連続加熱実験の概要と結果、およびその応用手法について報告する。まず、地下水流れを有する砂層内にプローブを埋設し、一定加熱を行い、プローブおよび周囲の温度変化について検討した。次に、実測値との比較によって移動線熱源温度応答理論と差分法を用いた数値計算による計算結果の再現性の確認を行った上で、地下水流れを有する場合の線熱源と円筒熱源の誤差の検討を行った。さらには、移動線熱源の温度応答を応用した地下水流速の推定方法を提案し、その一例として実験の結果を用いて地下水流速の推定を行った。結果より、推定された地下水流速は実測直と比較して、3.17×10^<-6>m/s(100m/年)以下の誤差、もしくは20%程度の相対誤差の範囲内に収まることが確認された。

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