汽水湖中海におけるオゴノリおよびスジアオノリ葉上のヨコエビ相

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タイトル別名
  • Gammaridean fauna on a red alga Gracilaria asiatica and a green alga Enteromorpha prolifera in a brackish lake, Nakaumi, western Honshu, Japan
  • キスイコ ナカウミ ニ オケル オゴノリ オヨビ スジアオノリ ヨウ ジョウ ノ ヨコエビソウ

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抄録

2002年の5-6, 10-12月に, 島根・鳥取県境に位置する中海において, オゴノリGracilaria asiatica とスジアオノリEnteromorpha prolifera に生息するヨコエビ相の調査を行った。その結果, 7科10種3117個体のヨコエビ類を確認した。これらのうち, Eogammarus possjeticus, Apocorophium acutum, アリアケドロクダムシMonocorophium acherusicum, トンガリドロクダムシMonocorophium insidiosum, ツルギトゲホホヨコエビParadexamine setigera, アゴナガヨコエビPontogeneia rostrata, ヒゲツノメリタヨコエビMelitasetiflagella, シミズメリタヨコエビMelita shimizui の8種は中海における新記録種であった。なお, これらの種が採集された水域の塩分濃度は9.99 psuから25.9 psuの範囲内であった。中海のオゴノリ葉上ヨコエビ相においてはモズミヨコエビAmpithoe valida が優占種であり, スジアオノリ葉上ではトンガリドロクダムシが優占した。

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