膵疾患のMDCT診断

• 入江 裕之

  九州大学大学院医学研究院臨床放射線科学分野

• 吉満 研吾

  九州大学大学院医学研究院臨床放射線科学分野

• 石神 康生

  九州大学大学院医学研究院臨床放射線科学分野

• 田嶋 強

  九州大学大学院医学研究院臨床放射線科学分野

• 浅山 良樹

  九州大学大学院医学研究院臨床放射線科学分野

• 平川 雅和

  九州大学大学院医学研究院臨床放射線科学分野

• 牛島 泰宏

  九州大学大学院医学研究院臨床放射線科学分野

• 本田 浩

  九州大学大学院医学研究院臨床放射線科学分野

書誌事項

タイトル別名

• MDCT of pancreatic disorders

抄録

膵疾患のMDCT診断を行うための必要な知識として，MDCTの特長，膵のダイナミックCT, 3次元画像の臨床的有用性について解説した．MDCTの特長は高時間分解能と高空間分解能にあり，それらを利用して得られるボリュームデータは臨床に役立つ3次元画像を提供する．膵のダイナミックCTは膵実質相，門脈相，遅延相の3相撮像が基本であり，適切な撮像開始時間を設定するためには造影剤の血行動態を理解しておくことが重要である．CTAは膵疾患の術前血管造影を不要にし，MPRは膵疾患の診断能を向上させた．さらに主膵管の全長を1画像で表示できるCPRは膵疾患のMDCT診断にはなくてはならない画像となっている．<br>

収録刊行物

• 日本消化器病学会雑誌

  日本消化器病学会雑誌 103 (12), 1333-1338, 2006

  一般財団法人 日本消化器病学会

キーワード

• CT
• ダイナミックCT
• 膵疾患
• 3次元画像

詳細情報

• CRID: 1390001206400581888
• NII論文ID: 10018687037
• NII書誌ID: AN00192124
• DOI: 10.11405/nisshoshi.103.1333
• ISSN: 13497693
• ISSN: 04466586
• Web Site: https://search.jamas.or.jp/link/ui/2007069715
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可