抗菌化学療法:診断と治療の進歩  II.特殊病態における抗菌化学療法  5.HIV感染者

  • 鯉渕 智彦
    東京大学医科学研究所付属病院感染免疫内科
  • 岩本 愛吉
    東京大学医科学研究所付属病院感染免疫内科

書誌事項

タイトル別名
  • HIV感染者
  • HIV カンセンシャ

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抄録

Human immunodeficiency virus (HIV) 感染者に対する抗菌化学療法は, 原則として非HIV感染者と同様でよい. しかし, HIV感染者では特有な日和見感染症を生じることがあり, それらの感染症を迅速に鑑別することが必要である. 鑑別診断の参考になる指標はCD4陽性Tリンパ球数である. 一部の日和見感染症に対しては予防薬投与により罹患率が低下することが示されている. また, 抗菌薬の中には抗HIV薬と相互作用を有するものがあり, 注意を要する.

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