抗菌化学療法:診断と治療の進歩 III.臓器感染症の特性と抗菌化学療法 4.尿路性器感染症(Genitourinary tract infections)
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- 清田 浩
- 東京慈恵会医科大学泌尿器科学講座 東京慈恵会医科大学附属病院感染制御部
書誌事項
- タイトル別名
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- 尿路性器感染症(Genitourinary tract infections)
- ニョウロ セイキ カンセンショウ Genitourinary tract infections
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抄録
尿路感染症は外尿道口からの起炎菌の上行性感染により起こる. 起炎菌の多くは大腸菌あるいはコアグラーゼ陰性ブドウ球菌であるが, これら以外が起炎菌であるときには尿路に基礎疾患をもつ複雑性尿路感染症を考慮する必要がある. 男性の尿道炎の主な起炎菌は淋菌とクラミジアであるが, 前者は薬剤耐性菌が多く, 注射用抗菌薬であるスペクチノマイシン, セフトリアキソンあるいはセフォジジムのみが有効である. クラミジアには薬剤耐性菌はないがアジスロマイシンのみが単回内服投与が可能である. 内科医診療の際の注意点を述べた.
収録刊行物
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- 日本内科学会雑誌
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日本内科学会雑誌 95 (11), 2238-2245, 2006
一般社団法人 日本内科学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282681420622976
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- NII論文ID
- 10018863779
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- NII書誌ID
- AN00195836
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- COI
- 1:STN:280:DC%2BD28jjtVGltw%3D%3D
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- ISSN
- 18832083
- 00215384
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- NDL書誌ID
- 8580600
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可