貧血と多血症:診断と治療の進歩  VI.多血症の診断と治療

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タイトル別名
  • 多血症の診断と治療
  • タケツショウ ノ シンダン ト チリョウ

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抄録

多血症は, 循環赤血球量が増加している絶対的赤血球増加症と, 増加していないが, 循環血漿量が減少したためにヘマトクリット値の上昇を示す相対的赤血球増加症に大別される. 前者には, 慢性骨髄増殖性疾患である真性多血症と, 原疾患のために血中エリスロポエチンが上昇した結果多血症となる, 2次性の赤血球増加症がある. 真性多血症の約8割には, サイトカインシグナル伝達に必須なキナーゼであるJak2に遺伝子変異が生じている. 後者には, ストレス多血症が含まれる.

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