光沢苔せん　　当科経験例の集計と考察を加えて

• 新井 達

  北里大学医学部皮膚科学教室

• 勝岡 憲生

  北里大学医学部皮膚科学教室

書誌事項

タイトル別名

• A Case of Lichen Nitidus (LN). Statistical Analysis of 25 Cases with LN in our Hospital.
• — Statistical Analysis of 25 Cases with LN in our Hospital —
• —当科経験例の集計と考察を加えて—

抄録

光沢苔癬の典型例1例を提示すると共に,当科で経験した詳細が明らかな25症例について集計し,その発症年齢,部位および時期,合併症の有無,組織像の特徴,経過などについて検討した結果を報告する。平均発症年齢は18.9歳で,男女比は1.8:1.0であった。春から夏の発症例が大半を占め,日光との関連性が示唆された。合併症で比較的多いのはアトピー性皮膚炎であった。組織学的所見は,リンパ球,組織球の浸潤に巨細胞を混じるなど肉芽腫性反応が目立つのが特徴であった。本症は一般的にvery strongクラスのステロイド外用剤が効果的であるが,一部の症例では自然寛解もあるものと思われた。

収録刊行物

• 西日本皮膚科

  西日本皮膚科 64 (2), 170-172, 2002

  日本皮膚科学会西部支部

キーワード

• Dermatology

詳細情報

• CRID: 1390001204299468800
• NII論文ID: 10018924816
• NII書誌ID: AN00183881
• DOI: 10.2336/nishinihonhifu.64.170
• ISSN: 18804047
• ISSN: 03869784
• Web Site: https://search.jamas.or.jp/link/ui/2002203664
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • Crossref
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可