1987～1992年における市販鶏肉の細菌汚染状況

• 上野 弘志

  酪農学園大学酪農学部

• 宇宿 徹郎

  酪農学園大学酪農学部

• 松馬 定子

  酪農学園大学酪農学部

• 河合 菊子

  酪農学園大学酪農学部

• 太田 智子

  酪農学園大学酪農学部

• 田坂 隆美

  酪農学園大学酪農学部

• 森田 千春

  酪農学園大学酪農学部

書誌事項

タイトル別名

• A bacteriological survey of Raw Chicken Meat at retail shops in Ebetsu City from 1987 to 1992
• 1987 1992ネン ニ オケル シハン ケイニク ノ サイキン オセン ジ

抄録

1987年4月から食鳥検査制度導入後の1992年7月にかけて, 江別市内の2つの大型小売店AおよびBから購入した調理用なま鶏肉443検体について細菌学的調査を行った. B店由来検体の一般生菌数 (平均値) は, 1987, 1990年にはそれぞれ7.1×10⁶CFU/g (61検体), 2.0×10⁶CFU/g (10検体) で, 大腸菌群数 (平均値) はそれぞれ5.0×105CFU/g, 5.2×104CFU/gであった. 1992年には, 一般生菌数 (平均値) は4.7×10³CFU/g (90検体), 大腸菌群数 (平均値) は1.6×10²CFU/gであり, このような汚染細菌数の減少傾向は, A店由来検体でも同様に認められた. またB店の検体について行ったサルモネラ検出率は1987年に21/61 (34%), 1990年3～8月に8/20 (40%), 1990年10月～1991年7月に14/52 (27%), 1992年に7/90 (8%) であった. これに対し, A店では1992年の検査でも有意な低下は見られなかった.

収録刊行物

• 日本獣医師会雑誌

  日本獣医師会雑誌 48 (4), 281-284, 1995

  公益社団法人 日本獣医師会

キーワード

• 細菌学的調査
• 市販鶏肉
• 大腸菌群数
• サルモネラ

詳細情報

• CRID: 1390282679685128192
• NII論文ID: 10018943869
• NII論文ID: 10012188950
• NII書誌ID: AN00191857
• DOI: 10.12935/jvma1951.48.281
• ISSN: 21860211
• ISSN: 04466454
• NDL書誌ID: 3619126
• Web Site: https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R000000004-I3619126
• データソース種別:
  • JaLC
  • NDL
  • Crossref
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可