犬の乳犬歯萌出嚢胞の1例

書誌事項

タイトル別名
  • A Canine Case of Eruption Cyst of the Deciducous Canine
  • イヌ ノ ニュウケンシ ホウシュツノウホウ ノ 1レイ

この論文をさがす

抄録

シーズー犬 (雄, 5.5カ月齢) の左右上顎乳犬歯の未萌出部分に膨隆が認められ, X線で乳犬歯は歯槽堤粘膜下に埋伏が認められた.左上顎乳犬歯は顎骨からわずかに萌出し, 歯冠周囲にX線透過像が認められ, 穿刺により黄褐色透明粘稠液が採取されて, 歯原性嚢胞が疑われた.乳犬歯の抜去と同時に, 歯冠周囲嚢胞を摘除したところ, 永久犬歯は正常に萌出して経過は良好であり, 病理組織学的所見からも本症例は歯冠を包含した乳犬歯の萌出嚢胞と診断された.

収録刊行物

被引用文献 (1)*注記

もっと見る

参考文献 (16)*注記

もっと見る

キーワード

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ