黒毛和種における母体内発育遅延虚弱子牛と血統の関連

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  • Familier Occurrence of Intra-Uterine Growth Retardation and Weak Calves in Japanese Black Cattle
  • クロゲワシュ ニ オケル ボタイナイ ハツイク チエン キョジャク コウシ ト

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抄録

黒毛和種出生子牛7, 737頭中, 虚弱新生子死亡例は107頭で, 在胎期間275日以上, 出生時体重20kg以下で母体内発育遅延 (IUGR) とみなされたものは68頭であり, 供用された種雄牛9頭中3頭についてIUGRの発生率が他の6頭に比べて有意に高かった (P<0.01). いっぽう, 同一種雄牛が交配された1系統の母牛におけるIUGRの発生率が高い傾向にあり, 特に高いIUGR発生率と関連した前記種雄牛3頭中の1頭と交配された母牛ではIUGRの発現頻度が有意に高かった (P<0.05). 以上から, IUGRの発生には, 父系および母系双方の血統の関与していることが示唆された. 黒毛和種出生子牛7, 737頭中, 虚弱新生子死亡例は107頭で, 在胎期間275日以上, 出生時体重20kg以下で母体内.

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