SS-FLCDにおける一様なC1-C2構造転移の現象論

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  • Phenomenological Theory of Transition between C1 and C2 Uniform States in SS-FLC Cell

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抄録

FLCDは高速応答, 広視野角特性を有することから次世代の動画表示に対応する液晶ディスプレイとして期待されている.しかしTN型LCDに比べFLCDはスメクティック層構造を有するのでジグザグ欠陥による光漏れが生じ高コントラスト比の無欠陥構造をもつFLCDの作製は非常に困難である.そこで我々はSS-FLCDにおけるバルク弾性と表面自由エネルギーを計算し一様なC1-C2構造転移の現象論解析を行い一様なC1-C2構造転移の臨界値を評価した.計算に用いられたパラメータはシェブロン角, コーン角, プリティルト角, 表面方位角自由エネルギー, 液晶セル厚などである.この現象論に基づき我々は無欠陥の(一様なC2構造はラビングを, C1構造は光配向を用いた)SS-FLCDの製作に成功した.

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参考文献 (31)*注記

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