国内TFP事例の態度・行動変容効果についてのメタ分析

• 鈴木 春菜

  東京工業大学大学院　理工学研究科

• 谷口 綾子

  筑波大学　システム情報工学研究科

• 藤井 聡

  東京工業大学大学院　理工学研究科

書誌事項

タイトル別名

• META-ANALYSIS OF MOBILITY MANAGEMENT PROJECTS IN JAPAN

抄録

持続可能な交通手段への自発的な行動変容を促すコミュニケーション施策として，近年モビリティ・マネジメント（MM）が注目されている．本研究では，MMの中でも特にTFPに着目し，2005年までに国内で実施された31事例を整理し，行動変容指標を一元化した上でこれまでのTFPの実施状況と効果をまとめた．この結果，居住者を対象としたTFPの実務的効果の平均は，自動車利用が約19％削減，公共交通利用が約32％増加というものであった．さらに，効果と各手法との関係を探索的に分析することにより，現在様々な手法が組み合わされて実施されているMM施策の中でどの手法がより効果的であるかを探り，現在使用されている手法の中では，“目標設定”が自動車行動削減に効果的であることが示された．

収録刊行物

• 土木学会論文集Ｄ

  土木学会論文集Ｄ 62 (4), 574-585, 2006

  公益社団法人 土木学会

キーワード

• mobility management
• TFP
• meta analysis
• behavior change
• car use reduction

詳細情報

• CRID: 1390001205254019200
• NII論文ID: 10019326239
• NII書誌ID: AA12131726
• DOI: 10.2208/jscejd.62.574
• ISSN: 18806058
• Web Site: https://www.jstage.jst.go.jp/article/jscejd/62/4/62_4_574/_pdf
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • Crossref
  • CiNii Articles
  • KAKEN
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可