CA19‐9産生胃癌の1例

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  • CA19-9 PRODUCING GASTRIC CANCER-CASE REPORT-

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抄録

術前に血中CA19-9が16,000U/mlと異常高値を示したCA19-9産生胃癌の1例を報告する. 症例は68歳, 男性. 検診の上部消化管造影にて異常を指摘され, 当院を受診した. 上部消化管内視鏡検査にて幽門部に2型の腫瘍を認め, 生検にて低分化腺癌と診断し, 幽門側胃切除術を施行した. CA19-9は術後3カ月目に正常化した. リンパ節転移を認め, また腫瘍内のDPD (Dihydropyrimimidine Dehydrogenase) が高値を示したため, 術後補助化学療法としてTS-1®を内服している. 現在術後1年が経過したが, CT, 内視鏡にて再発を認めず, CA19-9の再上昇もなく, 健在である.

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