結腸膀胱瘻と結腸直腸瘻を合併した結腸憩室穿孔の1例

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  • A CASE OF PERFORATION DUE TO DIVERTICULITIS IN THE SIGMOID COLON WITH COLOVESICAL AND COLORECTAL FISTULA

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抄録

症例は46歳, 男性. 急性腹症にて来院, 穿孔性腹膜炎と診断し緊急開腹手術を施行した. 術中所見にてS状結腸に穿孔を認め, 穿孔部近傍でS状結腸膀胱瘻およびS状結腸直腸瘻を認めた. 穿孔部および瘻孔形成部を含めたS状結腸と膀胱・直腸の一部を切除し, Hartmann法により人工肛門を造設した. 結腸憩室から腸管外に瘻孔を生じる頻度は約0.4%と考えられる. 今回われわれは結腸膀胱瘻と結腸直腸瘻を合併し, さらに結腸憩室穿孔を発症した極めて稀な症例を経験したので若干の文献的考察を加えて報告する.

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参考文献 (11)*注記

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