二次元パララックスバリアを用いた裸眼立体ディスプレイ

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タイトル別名
  • An Autostereoscopic Display with 2D Parallax Barrier
  • 2ジゲン パララックス バリア オ モチイタ ラガン リッタイ ディスプレイ

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抄録

立体ディスプレイは,様々な分野への活用が期待され,近年研究が盛んに行われている.その中でも,裸眼立体ディスプレイが注目されている.裸眼立体ディスプレイの主な手法として,パララックスバリア方式や,レンチキュラレンズ方式などがある.これらの手法は,スリットやレンチキュラレンズに合わせて,左右の視差像のサブ画素を交互に縦ストライプ状配置することで立体視ができる.しかし,多くの視差像を縦ストライプ状に配置することにより,多眼視へ拡張する際に水平分解能のみ劣化が生じ,立体画像の画質低下に大きな影響を与える.本稿では,水平・垂直分解能のバランスがよいパララックスバリア方式を提案する.この裸眼立体ディスプレイでは,上下方向のバリアを用いることで水平・垂直分解能のバランスを取っている.水平・垂直分解能のバランスを保っているため,多眼視へ拡張した際に立体画像の画質低下に影響が少なくなり,従来技術より更なる多眼視への拡張が可能となる.

収録刊行物

  • 画像電子学会誌

    画像電子学会誌 36 (3), 235-242, 2007

    一般社団法人 画像電子学会

被引用文献 (1)*注記

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参考文献 (18)*注記

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