<I>Pharmacological regulation of spiral wave reentry in the ventricle: Benefits and limitation of K channel blockers</I>

• Kodama Itsuo

  名古屋大学環境医学研究所心・血管分野

• Honjo Haruo

  名古屋大学環境医学研究所心・血管分野

• Yamazaki Masatoshi

  名古屋大学環境医学研究所心・血管分野

• Harada Masahide

  名古屋大学環境医学研究所心・血管分野

• Ishiguro Yuko

  名古屋大学環境医学研究所心・血管分野

• Takanari Hiroki

  名古屋大学環境医学研究所心・血管分野

• Kamiya Kaichiro

  名古屋大学環境医学研究所心・血管分野

Bibliographic Information

Other Title

• 薬物による心室スパイラル・リエントリーの制御―Ｋ｀＋´チャネル遮断薬の有用性と限界―
• ―K<SUP>+</SUP>チャネル遮断薬の有用性と限界―

Abstract

心臓突然死の主要な原因である心室頻拍・細動 (VT/VF) の成立には, 渦巻き型の旋回興奮 (スパイラル・リエントリー) が重要な役割を果たすことが知られている.薬物によるスパイラル・リエントリーの制御に関しては, 従来はコンピュータシミュレーションを用いた検討が主体であり, 実験的な検証は不十分であった, 最近われわれは, 小動物の灌流心標本を用いた活動電位光学マツピング実験で, 遅延整流K⁺チャネル電流の速い活性化成分 (l_Kr) を遮断する薬物が, 心室に誘発したスパイラル・リエントリーを不安定にするだけでなく, その早期停止を促す作用があることを発見した.前者は多形性のVTからVFへの移行をもたらす危険性 (催不整脈作用) を意味しており, 後者はVT/VFの停止を促す作用 (抗不整脈作用) の基盤となる.本稿では, K⁺チャネル遮断薬のもつこの二面性を解説する

Journal

• Japanese Journal of Electrocardiology

  Japanese Journal of Electrocardiology 27 (4), 275-286, 2007

  Japanese Heart Rhythm Society

Keywords

• 心室頻拍・細動
• スパイラル・リエントリー
• K<SUP>+</SUP>チャネル遮断薬
• 活動電位光学マッピング

Details

• CRID: 1390282679751056384
• NII Article ID: 10019729293
• NII Article ID: 130004245471
• NII Book ID: AN00358282
• DOI: 10.5105/jse.27.275
• ISSN: 18842437
• ISSN: 02851660
• Web Site: https://search.jamas.or.jp/link/ui/2007339938
• Text Lang: ja
• Data Source:
  • JaLC
  • Crossref
  • CiNii Articles
  • KAKEN
• Abstract License Flag: Disallowed