ＧＰＣＲ研究の新しい流れ　　１　　ＧＰＣＲのヘテロダイマー形成

• 中田 裕康

  (財)東京都医学研究機構 東京都神経科学総合研究所 生体機能分子研究部門

書誌事項

タイトル別名

• Heterodimerization of G protein-coupled receptors
• GPCRのヘテロダイマー形成
• GPCR ノ ヘテロダイマー ケイセイ

抄録

GPCR型プリン受容体のサブタイプの一種であるA₁アデノシン受容体の精製の際，アデノシン受容体とP2受容体の特異性を併せ持つハイブリッド的タンパク質（P3LP）を見出しましたが，これが私のGPCRダイマーの研究に携わるきっかけでした．P3LPの特性を再現すべくアデノシン受容体とP2受容体のヘテロダイマーを培養細胞や組織を用いて発現させて解析したところ，いろいろ面白いことがわかってきたのです．また，その他のプリン受容体でもダイマー，もしくはオリゴマーの形成が観察されました．このようにGPCR型のプリン受容体間のダイマー形成はさまざまな様式で受容体の活性調節をつかさどることが示唆されます．<br>

収録刊行物

• 日本薬理学雑誌

  日本薬理学雑誌 130 (1), 4-8, 2007

  公益社団法人 日本薬理学会

キーワード

• プリン受容体
• アデノシン受容体
• オリゴマー

詳細情報

• CRID: 1390001204271737216
• NII論文ID: 10019813176
• NII書誌ID: AN00198335
• DOI: 10.1254/fpj.130.4
• ISSN: 13478397
• ISSN: 00155691
• NDL書誌ID: 8881763
• Web Site: https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R000000004-I8881763
• Web Site: https://search.jamas.or.jp/link/ui/2007334561
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • NDL
  • Crossref
  • CiNii Articles
  • KAKEN
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可