法線マッピングの補間を用いた効率的なスキニング方法

  • 栗原 恒弥
    (株)日立製作所中央研究所 東京大学大学院新領域創成科学研究科
  • 宮田 なつき
    産業技術総合研究所デジタルヒューマン研究センター
  • 西田 友是
    東京大学大学院新領域創成科学研究科

書誌事項

タイトル別名
  • An Efficient Skinning Method Using Normal Map Interpolation
  • ホウセン マッピング ノ ホカン オ モチイタ コウリツテキナ スキニング ホウホウ

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抄録

本稿では,関節角度に従った人体などの複雑な形状変形(スキニング)を,外観上の写実性を保ったまま少ないデータで表現する方法を提案する.この方法は実例ベースのスキニングと法線マップの補間を融合したものである.提案方法では,複数の詳細な形状モデルから簡略メッシュと,詳細形状をマッピング情報として表現する法線マップを生成する.次に,生成された複数の簡略メッシュに対して特徴点,特徴線を対話的に指定することで,法線マップの整合性を考慮したメッシュ間の対応付けを行う.最後に対応付けられた複数の簡略メッシュに対して,実例ベースのスキニングを行うとともに法線マップを補間して適用する.以上により,視覚的な写実性を保持したまま少ないデータで形状の補間・変形が表現できる.本手法をモーフィングやスキニングに適用し,その有効性を示す.

収録刊行物

  • 画像電子学会誌

    画像電子学会誌 36 (4), 344-353, 2007

    一般社団法人 画像電子学会

参考文献 (19)*注記

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