マイクロリアクター入口のpHパターニングを利用した反応操作

  • 萩原 秀紀
    大阪大学大学院基礎工学研究科 化学工学領域
  • 平田 雄志
    大阪大学大学院基礎工学研究科 化学工学領域
  • 井上 義朗
    大阪大学大学院基礎工学研究科 化学工学領域

書誌事項

タイトル別名
  • Operation of Microreactor using pH Patterning at Inlet of Microchannels
  • マイクロリアクター イリグチ ノ pH パターニング オ リヨウシタ ハンノウ ソウサ

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抄録

反応速度が水素イオン濃度に依存する並列逐次反応を,層流条件下の合流型マイクロリアクターを用いて行う場合,反応液のpH値の空間分布を適切に調製することにより転化率や選択率を高める手法を示した.主反応速度を大きく,逆に副反応速度は小さくなるように各反応液のpHを調製した溶液が流入する3本合流型チャネルでは,選択率は高くできるが転化率は低下する.しかし,合流チャネルの本数を増加させることにより,転化率と選択率の両方を高めることが可能である.チャネル出口部で,目的生成物の濃度の高い部位だけを選択的に取り出すことによる選択率の向上効果についても考察した.

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参考文献 (14)*注記

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