膵の超音波診断  膵腫瘍の造影超音波検査

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タイトル別名
  • Ultrasound contrast imaging in pancreatic diseases
  • Ultrasound contrast imaging in pancreatic diseases (In Japanese)

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抄録

膵腫瘤性病変では通常のBモード法に加え,造影超音波法を行うことで病変部の微細な血流動態のより正確且つ詳細な診断が期待出来る.造影超音波とは,マイクロバブルであるLevovist®やSonazoid®の造影剤を経静脈性に投与し膵臓では主に血流診断を行う.通常型の膵癌では,後述の3種類の染影パターンに分類される.その中でも最も多いパターンはhypovascularである.膵癌との鑑別が問題となる腫瘤形成性膵炎であるが,特にperfusion imageにおける染影態度が重要である.びまん均一なisoperfusionを呈することが多い.また典型的な膵内分泌腫瘍では,辺縁明瞭でhypervascular / hyperperfusionのhypervascularityな染影パターンを示す.

収録刊行物

  • 超音波医学

    超音波医学 34 (3), 313-318, 2007

    公益社団法人 日本超音波医学会

被引用文献 (2)*注記

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参考文献 (9)*注記

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