書誌事項
- タイトル別名
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- Usefulness of Washing Irradiated Packed Red Cells with an Autotransfusion Device in a Patient with Hyperkalemia Due to Rapid Transfusion
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抄録
大量出血に対し, 照射MAP加赤血球濃厚液急速投与を行ったところ, 高カリウム血症から心停止に至った症例を経験した. 症例は68歳, 女性. 大量出血による血圧低下のため, 輸血速度を80ml/minに速めたところ, 心電図上QRS幅の延長に引き続き心停止に至った. ただちに胸骨圧迫心マッサージを行い, 塩化カルシウムと炭酸水素ナトリウムの投与で洞調律に復帰した. 心停止直前の血清K値は8. 3mEq/Lであった. 投与したMAP血のK値は45mEq/L (照射後11日) であったため, 以後の赤血球輸血には自己血回収装置 (Cell Saver) を用いて照射血を生理食塩水で洗浄したものを用いた. Cell Saverにより作製した洗浄照射赤血球の輸血は, 高カリウム血症の回避に有効であった.
収録刊行物
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- 日本臨床麻酔学会誌
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日本臨床麻酔学会誌 27 (3), 273-277, 2007
日本臨床麻酔学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679735342336
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- NII論文ID
- 130004449655
- 10020161622
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- NII書誌ID
- AN00330159
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- ISSN
- 13499149
- 02854945
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可