シャチ (Orcinus orca) の分娩前後における体温および血中プロジェステロン濃度 Body Temperature and Circulating Progesterone Levels before and after Parturition in Killer Whales (Orcinus orca)

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著者

    • JAROENPORN Sukanya
    • 岐阜大学大学院連合獣医学研究科基礎獣医学連合講座 Department of Basic Veterinary Science, The United Graduate School of Veterinary Sciences, Gifu University
    • 勝俣 浩 KATSUMATA Hiroshi
    • 鴨川シーワールド国際海洋生物研究所 International Marine Biological Research Institute, Kamogawa Sea World
    • 渡辺 元 WATANABE Gen
    • 岐阜大学大学院連合獣医学研究科基礎獣医学連合講座 Department of Basic Veterinary Science, The United Graduate School of Veterinary Sciences, Gifu University
    • 田谷 一善 TAYA Kazuyoshi
    • 岐阜大学大学院連合獣医学研究科基礎獣医学連合講座 Department of Basic Veterinary Science, The United Graduate School of Veterinary Sciences, Gifu University

抄録

シャチ(Orcinus orca)の分娩前後における体温および血中プロジェステロン濃度の変化について研究した。体温は、毎朝運動を開始する前の朝8時から8時30分の間に測定した。体温は、妊娠初期に明らかな上昇を示し、その後緩徐な下降を示した。妊娠初期に認められた体温の上昇は、血中プロジェステロン濃度の上昇と有意な正の相関を示した。一方、分娩5日前から体温の有意な下降が認められ、その後出産まで2日間隔で有意な下降が認められた。シャチの体温は、分娩5日前には、妊娠期平均体温から0.3C低下しており、分娩1日前になると0.8Cまで低下した。妊娠期における血中プロジェステロン濃度は、初期の急激な上昇期、続いて分娩後半における緩除な下降期という典型なパターンを示した。しかし、体温および血中プロジェステロン濃度との正の相関関係は上昇期においてのみ認められ、下降期には有意な相関関係は認められなかった。以上の結果から、体温の測定は、シャチの分娩日を予測するのに有用な手段であることが判明した。

収録刊行物

  • The Journal of reproduction and development

    The Journal of reproduction and development 52(1), 65-71, 2006-02-01

    Japanese Society of Animal Reproduction

参考文献:  22件中 1-22件 を表示

各種コード

  • NII論文ID(NAID)
    10020353281
  • NII書誌ID(NCID)
    AA10936678
  • 本文言語コード
    ENG
  • 資料種別
    ART
  • ISSN
    09168818
  • データ提供元
    CJP書誌  IR 
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