書誌事項
- タイトル別名
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- Fibrous Carbons from Woody Biomass
- モクシツケイ ノ センイジョウ タンソ ザイリョウ
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抄録
カーボンファイバーに代表される繊維状炭素は,その形状を活かした利用法が開発されている。その代表例は,他の高分子との複合体化による軽量高強度材料(CFRP)への変換であり,また,大きな表面積を活用して吸着材料等にも利用される。現在,炭素材料の工業製造プロセスは化石資源由来の原料に依存しているが,化石資源の減少・枯渇さらに化石資源の使用により発生する環境問題を考慮するとき,カーボンニュートラルなバイオマス,特に多量の蓄積量を有する木質バイオマスから炭素材料を開発・製造することが期待される。しかし,木質バイオマスは多様な生体活動により生じた種々の化合物の複合体として存在するために,化石資源由来の原料と比べて木質バイオマスを直接高機能性炭素材料へ変換することは困難と指摘されている。この問題の解決のために,木質バイオマスの成分分離技術すなわちバイオマスリファイナリーが進展し,分離された成分から機能性繊維状炭素を開発する試みがなされている。同時に,木質バイオマスから導かれる炭素材料の特徴を明確にし,化石資源由来の炭素材料と差別化を図る研究も推し進められている。これらの現状を背景に,本総説では主に,近年開発された木質系繊維状炭素材料の製造法を紹介する。
収録刊行物
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- 木材学会誌
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木材学会誌 52 (6), 337-343, 2006
一般社団法人 日本木材学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001206351687168
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- NII論文ID
- 10020362683
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- NII書誌ID
- AN00240329
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- ISSN
- 18807577
- 00214795
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- NDL書誌ID
- 8579110
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可